
- 英語の本を読めるようになりたい
- 初心者にオススメの洋書は?
本記事はこんな方に向けて書きました。
英語の本を読み始めたものの、途中で嫌になって挫折した経験はありませんか?
実はそれには、明確な理由があるんです。
私もその挫折を何度も繰り返していましたが、読書の仕方をイチから改めたところ、初めて1冊の洋書を完読することができました。
- 英語の本を読めるようになるための本の選び方
- 英語の本を読むために知っておくべきコツ
ポイントは、「本の選び方」と「読み方」の2つです。
是非あなたも、本記事を読んで洋書を読む楽しさを知ってください。
英語の本を読めるようになりたい!【本の選び方】

まずは「どんな本を読むか」です。
当たり前ですが、英語初心者がボリュームのある小難しい洋書を読んでも、絶対に完読できません。
本の選び方で大事なのは、以下の3つです。
- 興味のある本を選ぶ
- 内容をすでに知ってる本を選ぶ
- 絵本から始める
1つずつ説明します。
興味のある本を選ぶ
大前提として、自分が興味のある分野の本でなければなりません。
よっぽど英語が堪能でない限り、母国語でない本を読むということは、それなりに心的ストレスがかかります。
でも、自分が知りたい内容、興味のある内容であれば、それが読み進める上での原動力になるんです。
ファンタジー小説が好きならファンタジー小説を、尊敬する偉人がいるならその人の著書、あるいは伝記を読むなど、できるだけ自分にとって関心の高い本を選びましょう。
内容をすでに知っている本を選ぶ
もう一つ大事なのが、内容をすでに知っている本を選ぶことです。
大まかなストーリーが頭に入っていれば、文法や単語が理解できなくても、全体の文脈で「あ、ここはあのシチュエーションだな」と読み取ることができます。
例えば私は、村上春樹さんの小説が大好きなので、「海辺のカフカ」「1Q84」などの英語版を読みました。

「英語ではこうやって表現するんだ」という新たな発見もあって面白いですよ。
また、好きな洋画や海外ドラマの小説があれば、それを読むのもいいですね。
洋書を読むときは、すでにネタバレしている本を選びましょう。
絵本から始める
英語初心者であれば、児童向けの絵本から始めることをオススメします。
理由は、以下の3つです。
- 文字が少ない
- 内容が易しい
- 絵から内容を連想しやすい
私も最初は、図書館で以下のような絵本を借りて読んでいました。
児童向けなので文章も短く、易しい単語ばかりなので、英語に自信がない人でも取り組みやすいです。
また、視覚情報があるため文意を理解しやすいというメリットもあります。
英語の本を読めるようになりたい!【5つのコツ】

続いて、英語の本を読めるようになるための5つのコツをご紹介します。
私自身、以下の方法で取り組むようになってからは洋書を読むのが苦ではなくなりました。
- 目的を明確にする
- 全部理解しようとしない
- イチイチ辞書を引かない
- 日本語訳は書かない
- 1日の読書量は苦にならない程度に
1つずつ説明します。
目的を明確にする
どんな分野でもそうですが、目的が明確であるほど習慣化しやすくなります。
仕事で英語を使うためリーディング力を上げたい、日本語版ではなくどうしても原著で読みたい等、「自分が洋書を読む理由」を明確化しましょう。
私の場合は、「村上春樹さんの物語が英語版ではどう表現されるのかを知りたい」という好奇心が始まりでした。
ちなみに、
「英語を話せるようになるため」に洋書を読むのは遠回りなのでやめましょう。
いくら英語の本を読んでも、英会話ができるようにはなりません。
これについては、「英語脳に切り替えるために知っておくべき3つのこと」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
全部理解しようとしない
実際に読み始める前に心に留めておきたいのが、「全部理解しようとしないこと」です。
一語一句漏らさず訳そうとすると、必ず挫折します。
目安としては、全体の2~3割を理解するつもりで読むといいでしょう。
逆にいうと、残りの7~8割は読み取れなくてもいいんです。

「わからないところは飛ばしていい」という意識でスタートするだけで挫折率がぐんと下がり、継続しやすくなります。
イチイチ辞書を引かない
全部理解する必要がないのであれば、イチイチ辞書を引く必要もありません。
わからない単語が出る度に辞書を引いていると、いつまで経っても読み終えることはできず、これが挫折の原因になります。
「この語句の意味を調べないと、以降の文章がわからない」という場合だけ辞書を見て、それ以外は前後の文脈で推測しましょう。
日本語訳を書かない
本の内容すべてを日本語訳にしてノートやパソコンに書く人がいますが、これもオススメできません。
洋書を読むときは、頭の中で「だいたいこんなことを言ってるんだな」というニュアンスがわかればOKです。
それを書き出そうとすると、より具現化して綺麗な日本語に変換しなければならず、膨大な時間を要することになります。
慣れないうちは「いかにして1冊の洋書を読み終えるか=途中で挫折しないか」が肝なので、極力余計な作業は減らしましょう。
「内容を忘れないように書いておきたい」という人は、カギになる文章だけを日本語訳にして書きとめるのがオススメです。
1日の読書量は苦にならない程度に
英語の本を読めるようになるには、とにかく「続けること(習慣化)」が第一です。
そのためにも、毎日苦にならない量を読むことが大切です。
1日1ページでも、300ページの本であれば1年間で完読することができますよね。
1日の読書量は、自分が毎日続けられる量に設定しましょう。
まとめ:初心者でも英語の本は読める!

以上、英語の本を読めるようになるためのコツでした。
本の選び方と読み方を間違わなければ、初心者でも洋書を読むことはできます。
私も上記の方法に切り替えてからは、抵抗なく英語の本を読めるようになり、現在も村上春樹さんの英語版小説を楽しんでいます。
今まで何度も挫折した人も、是非このやり方で試してみてくださいね!
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