
- 内気で遠慮がちな性格に悩んでいる
- コミュニケーションが苦手
- 内向的な自分に自信を持てない
こんな性格で悩んでいませんか?
実は私もその一人でしたが、『内向型人間のすごい力~静かな人が世界を変える~』に出会って、自分が抱いていた劣等感が180度ひっくり返されました。
『内向型人間のすごい力』は、ライターやコミュニケーション術の講師として活動するスーザン・ケイン氏によって書かれた本であり、一言で表すと、「内向型の特性を生かすためのバイブル」です。
本書の素晴らしい点は主に2つ。
- 数々の科学的根拠に基づいて、内向型・外向型という2つの性格を分析している
- 劣等感を抱きやすい内向型について、その魅力や強みを明らかにし、特性を生かす方法について書かれている
ちなみに当ブログを開設したのも、『内向型人間のすごい力』を読んで自分の向き・不向きがわかったことが、大きく影響しています。
- 『内向型人間のすごい力』を読んで、自分はどう変化したのか
- 『内向型人間のすごい力』の要約
内向的な性格の方、本書が気になっている方、既に読んだ方、是非ご覧ください。
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『内向型人間のすごい力』は内向型人間を変える

まずは、本書を読んで私がどのように変わったのかについて。
具体的に変化した点は、以下の2つです。
- 自分を生かせる環境を選ぶようになった
- ブログを開設した
自分を生かせる環境を選ぶようになった
『内向型人間のすごい力』を読むと、自分の性格に劣等感を感じている内向型人間は、考え方を大きくシフトさせられます。
私の場合、
- コミュニケーションが苦手
- 会議で意見を出したり、大勢の前で喋ったりすると緊張する
と思ってずっと生きてきました。
しかし、本書でも書かれているように、内向型人間は1対1の場面や、事前に頭の中で整理されている状況では、自分の意見をちゃんと主張することができるんですね。

コミュニケーションが苦手なのではなく、グループでの会話や突発的に意見を求められることが苦手なだけだったみたいです。
上記のように「自分を出せる状況」を知ることは、自分を生かせる環境を選ぶことにつながります。
私自身を例にあげると、 下記の環境を意識的に選ぶようになりました。
- グループよりも1対1の会話
- 他人に干渉されない
- 一人になれる時間と空間が確保されている
- 事前に伝えたいことを整理・準備しておく
そのおかげで、余計なストレスを感じることなく存分に楽しむことができています。
ブログを開設した
具体的な行動でいうと、ブログを開設したきっかけも本書にあります。
「話すことよりも文章で伝える方が得意な内向型は、インターネットやSNSとの相性が良い」という内容が書かれており、そのときとても腑に落ちたんですね。
- 自宅で一人でパソコンに向かい
- じっくり時間をかけて文章を打ち
- アクセス数や収益を分析する
といった一連の作業は、我ながら性に合っていると感じています。
お喋りが得意じゃなくても文章で自分をアピールできる現代は、間違いなく内向型人間にとって追い風です。
本書によって、
自分の内向性を受け入れられるようになった
⇒「自分の強みは何か」「自分はどういう状況で力を発揮できるのか」を考えるようになった
⇒文章を書くこと、単独で作業することが得意
⇒ブログ開設
という行動につながり、「思考が変わると行動も変わる」ということを身をもって実感しています。
本書を読めばこんなことがわかる

本書をまだ読んでいない方のために、要点を図解で説明していきます。
外向型と内向型
人の性格は、「外向型」と「内向型」という対極的な2つの性質に分類され、それぞれ以下のような特徴があります。

このような性格の違いが、
- 友人や伴侶の選択
- 会話の仕方
- 愛情表現
- 職業の選択
- 趣味
など、様々な場面において方向性を左右する一つの要因となります。
例えば職業を決めるときは、自分の素質や強みを生かせる仕事を選びますよね。

本書によれば、アメリカ人の2~3人に1人は内向型に属するようです。
社会的には外向型が理想とされる
ところが一般的には、明るくて社交的でリーダーシップのとれる外向型の方が優れていると評価される傾向にあります。

たしかに、
- コミュニケーションが得意
- 物怖じせずに意見を言う
- 行動的
といった外向型の特徴は、組織や企業で仕事をする上では重宝される要素です。
そして、このような社会の風潮によって、内向型の人は劣等感を抱き、「自分に自信が持てない」「この性格を変えなくては…」という思考に陥ってしまいます。
ところが歴史を振り返ってみると、過去に偉大な功績を残した人物の中には、内向型人間も少なくありません。

例えば、有名な作曲家のショパンは、幼い頃から気弱で神経質な性格だったといいます。
7歳で作曲を始めた彼は、大勢の前での演奏を嫌い、小人数のファンを集めたコンサートを好んで開催していました。
その中で誕生した「ノクターン」は、上品で落ち着いた印象を与える曲であり、まさに彼の内向性ゆえに生み出された傑作だったのです。
内向型の魅力
心理学者のカール・ユングは、外向型と内向型を以下のようにタイプ分けしています。

外向型・内向型それぞれに適性があり、当然ながら両者の間に優劣はありません。
以下のように、内向型人間にはたくさんの魅力や強みがあります。

「控えめ」「内気」といった言葉は、どちらかというとネガティブなイメージがありますが、裏を返せば「慎重で思索的」ということです。
また、組織のトップに立つ人は社交性のある外向型が向いているのかといえば、必ずしもそうではありません。
現に、アメリカを代表する実業家であるチャールズ・シュワブやビル・ゲイツは典型的な内向型と言われており、オフィスに閉じこもって、状況を詳細に分析するのに長時間かけるタイプだといいます。
このように、内向型ゆえの能力を発揮することができれば、社会で活躍したり、自分らしく豊かに生きることは十分可能なのです。
内向型を磨く方法
ただし、内向型人間がその能力を開花させるためには、いくつかの条件があります。

要は、「単独で集中できる環境」が必要ということですね。
反対に、グループディスカッションやブレインストーミング、一度に複数のタスクを課される、といった状況は、内向型には不向きです。
また、前提として
- 内向型の性格を直す必要はない
- 自分には内向型だからこその強みがある
という意識を持つことも大切です。
内向的な性格であっても、自分に適した環境さえ整っていれば、いくらでも能力を引き出すことは可能なのです。
『内向型人間のすごい力』はこんな人におすすめ

以下に当てはまる人は、是非本書を読んでみてください。
『内向型人間のすごい力』があなたの背中を押すきっかけになると思います。
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以上、『内向型人間のすごい力』の要約・感想でした。
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