
- TOEICなんて受ける意味ないでしょ
- 実際の英会話能力との相関は?
- TOEICを受けようか悩んでるけど、具体的にどんなメリットがあるんだろう
以下はこんな方のために用意した記事です。
こんにちは、なつ(@natsu__life)です。
私は2018年にTOEICを受験し、3か月の勉強期間で845点を獲得しました。
参考≫【TOEIC初受験】3か月で845点を獲得した私の勉強法
実は私自身、「TOEICって受ける意味あるのかなぁ。就職には有利だろうけど、それ以外のメリットってあるんだろうか」とずっと考えていました。
でも、実際に受験を終えてみてわかったのは、「予想していなかった収穫がたくさんあった」ということです。
本記事では、私がTOEICを受けて感じた5つのメリットをお伝えします。
もしも今、あなたが同じような理由でTOEICを受けようか悩んでいたり躊躇していたりするのなら、当ブログがお役に立てると思います。

本記事を読んで、是非一度トライしてみてはいかがでしょうか。
「TOEICは受ける意味ない」という意見の是非

TOEICを受ける意味について考えるときは、どこに論点を置くかで答えが変わってきます。
ここでは、TOEICを受ける目的や価値について整理してみます。
「意味」の論点をどこに置くかで意見は分かれる
TOEICを受ける意味について賛否が分かれるのは、そもそも両者で論点が異なるからです。

TOEICなんて受ける意味あるのかなぁ?
と懐疑的な人は、「TOEICが実際の英語能力と直結するのか」という点にフォーカスしています。
一方、

TOEICを受けるメリットはたくさんある!
と考える人は、「TOEICと実際の英語能力の関係はさておき、それ以外にもメリットはあるよね」という論点で主張しています。
つまり、「TOEICと英会話能力の相関」という点が一つのポイントになっているということですね。
さらに、前者の反対派の多くはTOEIC未受験の人が多く、後者の賛成派には受験経験のある人が多いという特徴もあります。

私も最初は「TOEICって所詮ペーパーテストでしょ?」と思っていましたが、実際に受けてみると「やっぱりトライしてみてよかった」と感じました。
TOEICスコア=英会話能力ではない
ここからは私の意見ですが、「TOEICのスコアと英会話能力に関係はあるのか」という視点でいえば、答えは「ノー」です。
現に私は845点というスコアを持っていますが、受験直後の英会話能力はというと、
- 基本的な会話はゆっくりであればだいたい聞き取れる
- 早口で込み入った話になるとアウト
- 発話はイチイチ頭で考えないと出てこない
- それでも海外旅行では最低限なんとかなる
- 洋楽は好きだけど歌詞はあまり聞き取れない
こんなレベルです。
「人よりはちょっと喋れて聞き取れる」という程度ですね。

TOEICで満点近い点数を取っている人も、同じようなことをよく言っていますよね。
だから、「TOEICなんて意味ないでしょ」と考える人の気持ちはよくわかりますし、この論点でいえば正解かもしれません。
でも、TOEIC試験で得られるメリットはそれ以外にあることも事実です。
幸い私は、初めての受験で目標スコアを達成することができたので、ポジティブに捉えられるというのもあるとは思います。
しかしそれを抜きにしても、受けてみて初めてわかるメリットはたくさんありました。
TOEICのスコア=英会話能力ではないけれど、受ける意味は絶対にあります。
実際に感じたTOEICを受ける5つのメリット

私が思うTOEICのメリットは、以下の5つです。
- 目標に辿り着くまでのプロセスが自信になる
- 客観的指標は信用が高い
- 英語に耐性がつく
- TOEICの限界がわかる
- 英語学習の次のステップに進める
目標に辿り着くまでのプロセスが自信になる
まず一つに、
「3か月で800点以上とる!」という目標を立てる
→3か月間勉強
→845点獲得!目標達成!
という一連の流れをやり遂げたことへの達成感と、それに伴う自信が得られます。
私は30歳の年にTOEICを受けました。
大人になってから何かの試験を受けるという機会はほとんどなかったので、大学入試以来の受験勉強です。
正直、最初は「この歳になって勉強なんてできるんだろうか…」という不安もありました。
が、久しぶりの勉強は思いのほか楽しく、「先週はお手上げだった問題が、今は普通に理解できる!」と日々の進歩も感じられたため、モチベーションが下がることはほとんどありませんでした。
「何か一つのことに向かって突き進み、望み通りの結果を手にする」
このプロセスは、想像以上に私たちのその後に大きな自信を植え付けてくれます。
客観的指標は信用が高い
TOEICで8割以上というのは、受験者の上位13%に該当します。

なので当然就職にも有利ですし、周りから確実に「すごい!」と言われます。
実際はそれほど喋れるわけでもないのに、です(笑)。
でも、それだけ客観的な数字って信用度があるんですよね。
自分としても「845点」「受験者の上位13%」という数字は大きな自信になりました。
あくまでTOEICという物差しにはなりますが、自分の立ち位置を知るという目的で受験するのも全然アリだと思います。
英語に耐性がつく
私はTOEICに向けて、3か月間、1日2時間を目安に勉強しました。
公式問題集を解いていると、嫌でも毎日英語の音声を聞き、英文を読むことになります。
勉強をし始めた当初こそ、長文を見るたびにうんざりしていましたが、不思議なものでそれを毎日続けると慣れてしまうんですね。
免疫がつくんです。
私はTOEIC試験が終わってからも、その波に乗って英語のネットニュースや好きな小説の英語版を読むようになりました。

これもTOEIC受験によって英語への耐性がついたおかげだと思います。
TOEICの限界がわかる
一方で、「実践的な英語能力を身に着けるためには、やっぱりTOEICでは難しい」という現実も実感しました。
TOEICで習得できるのは、あくまで基礎的な単語や文法。
当たり前ですが、いくらそれらを机上で勉強しても実際の英会話能力が上がるわけではありません。
「TOEICの勉強は、TOEICのスコアを取るためのもの」という事実を3か月の勉強を通して、改めて認識しました。
ただ、だからといってTOEIC受験が無駄だとは思いません。
少なくとも、「やっぱりTOEICと英会話能力は関係ないよね」というセリフを、受験した人とそうでない人が言うのでは、説得力や信憑性が違いますよね。
英語学習の次のステップに進める
TOEICの限界を知ると、「じゃあ、ホンモノの英語能力を習得するには何をすべきか?」を考えるようになります。
個人的には、ここが一番大事なポイントと思います。
私が出した答えは、「日常的にもっと英語のシャワーを浴びる必要がある」ということでした。
形式的な文法や構文よりも、もっとカジュアルな場面での会話に比重を置くべきであり、そのためには「勉強する」のではなく「触れる」ことが大切です。
実際に私がリスト化したことは、下記の通りです。
- YouTubeで英語のコメディを見る
- 英語のネットニュースを見る
- 洋楽を聞くときに歌詞を意識する
- カラオケで洋楽を歌う
- 好きな映画を字幕なしで見る
- 好きな小説の英語版を読む
普段の日常で楽しんでいることを、英語バージョンで楽しむということですね。
これはあくまで私の例ですが、TOEICを通してその後の英語学習の道筋が見えてくるというのは非常に大きな価値があると思います。
まとめ:TOEICを受けてから意味を考えよう

考えてみれば、TOEICを受けるマイナス要素(デメリット)って思いつきません。
勉強をしてテストを受ける中で、必ず何か発見や気付きが得られます。
「TOEICなんて受ける意味ないでしょ」と思っていたとしても、一度受けてみてから同じセリフを言った方がカッコよくないですか?
もしも迷っているのなら、思い切って受験することをオススメします。
かかるコストは、受験費用と教材で2万円もあればお釣りがきますよ。
おそらく、あなたが思っている以上に得られるリターンは大きいはずです。
以上、「TOEICを受ける意味について」でした。
✓TOEICで8割以上をとるための勉強法は、「【TOEIC】3か月で845点を獲得した私の勉強法【やることは一つ】」で解説しています。
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