こんにちは、なつ(@natsu__life)です。
2018年1月に初めてTOEICを受験し、845点を取りました。
勉強期間は1日2時間、3か月です。

本記事は、

- TOEICで点数を伸ばすにはどうしたらいいんだろう
- TOEICの効率的な勉強法を知りたい
- 3か月で8割以上を狙いたい
- TOEICのオススメの教材を知りたい
という方に向けて書きました。
ちなみにTOEIC受験前の私の英語能力は、
- センター試験英語:8割(といっても10年前の話)
- 英検:受験経験なし
- 英会話能力:海外旅行では最低限困らないレベル
こんな感じで、「人よりはちょっとだけ英語が得意」というレベル。
以下に解説する内容は、そんな私がTOEICにて3か月で845点をとった勉強法です。
実践することは超シンプルなので、同じようにすれば誰でも8割以上は確実に狙えます。
是非最後まで読んでみてください。
【TOEIC】3か月で845点を獲得した私の勉強法

公式問題集をひたすら解く
私がTOEICに向けて行ったことはただ一つ。
「公式問題集を解きまくる!」
これだけです。
アプリやその他の問題集は一切使わず、当時出版されていた以下の3冊をひたすら解きました(2016年以降の新形式に対応していたのが以下の3冊でした)。
1冊につき2回分の問題が付いているのですが、私はそれぞれ4回ほど繰り返したので、合計24回分の問題を解いたことになります。
正直、TOEICで8割程度を狙うならこれだけで十分です。
形式とパターンを熟知すれば応用力がつく
私がこのように断言する理由は、TOEICは毎年出題形式が決まっているため、その傾向と出題されやすい単語・構文をある程度おさえておけば対応できるからです。
繰り返し解いていく中で、必ず自分の中で出題パターンが見えてきます。
センター試験にはセンター試験対策をするように、TOEICで得点を伸ばすためには、TOEICの勉強をするしか近道はありません。
当たり前のことですが、意外とこれを理解していない人が多いような気がします。
公式問題集を解くときのポイント

ただし、ただ闇雲に公式問題集を解けばいいかというと、そうではありません。
私は勉強の効率性を上げるために、以下の3つを重視していました。
- まずは自分の現在地を知ること
- 必ず時間を決めて解く
- スキマ時間に苦手な文法や単語を復習する
まずは自分の現在地を知る
どんな分野でもそうですが、目標に辿り着くためにはまず自分の現在地を知らなくてはなりません。
自分の立ち位置がわかって、はじめてゴールへの距離感や所要時間が見えてきます。
ということで、公式問題集を購入して最初にやるべきことは、時間を計ってひと通りの問題を解くことです。
ご存知の通り、TOEICは
- リスニング:45分間(100問)
- リーディング:75分間(100問)
合計200分を要するのですが、正直、いきなりぶっ続けでこのテストを解くのはかなりハードワークです。
初めて受験する人であれば、時間も足りないし、集中力も持たないし、全然わからないし、結果は散々だと思います。

ちなみに私は、400点くらいでした…。
でも、最初に「TOEICってこんな感じなんだ」っていうのを経験しておくのはすごく大事なことです。
私は、この悲惨な結果を目の当たりにして危機感を持ち、それが勉強するエネルギーになりました。
必ず時間を決めて解く
自分のレベルがわかったら、あとはひたすら問題集を解くのみです。
TOEIC初心者にオススメなやり方は、「最初のうちはパートごとに時間を決めて解くこと」。
理由は単純で、TOEICは時間との勝負だからです。
リーディングは、
Part5:短文穴埋め問題(30問)
Part6: 長文穴埋め問題(16問)
Part7: 長文読解問題(54問)
という3つのセクションで構成され、合計100問を75分で解くことになります。
実際にやってみるとわかりますが、この量を時間内に終えるのは結構大変です。
サクサク解いていかないと、最後の問題に辿り着けません。

私は本番も時間が足りず、最後の数問は当てずっぽうでマークしました…。
つまり、普段から「このパートはこのくらいのスピードで進める」という時間感覚を持って取り組む必要があるということです。
リーディングの大まかな目安としては、
・Part5:10分
・Part6: 10分
・Part7:55分
上記の通り。
初めのうちは、
Part5を10分で解く→答え合わせ→間違っていたところの復習→Part6を10分で解く→答え合わせ…
というように、各パートごとに時間を区切って進めていきましょう。
繰り返していくうちに、身体で時間配分がわかるようになってきます。
大事なのは復習する時間
TOEICの勉強で大事なのは、「問題を解く時間」ではなく「解説を読んで復習する時間」です。
間違った問題は、
- なぜ間違ったのか
- どこが理解できていないのか(単語?文法?)
を一つひとつ洗い出します。
例えば、「stay」という単語がわからなかったとすれば、辞書やネットで意味を調べ、ノートに書きます。
・stay:居残る、滞在する、宿泊する、~のままでいる
(例文)Please stay for dinner.
こんな感じで、間違った問題、正解でも確信が持てない部分は、すべて解説と照らし合わせて自分の中に落とし込んでいきましょう。
この作業を繰り返してできたノートは、あなたのオリジナル参考書になります。
あなたの弱点に特化しているので、市販のどんな参考書にも負けません。
そのノートは常に持ち歩き、日々のスキマ時間に復習すると良いでしょう。

じっくりと復習をすれば、問題を解く時間の倍以上はかかるはずです。特に最初は、一問一問丁寧に復習していきましょう。
TOEICで高得点を獲得するための3つの心得

TOEICで得点を伸ばすためには、
- とにかく公式問題集を完璧にする
- 得意なパートで確実に点を取る
- 迷った問題は捨てる
という3つが大切です。
一つひとつ説明していきます。
とにかく公式問題集を完璧にする
これはもう、何度でも言います(笑)。
公式問題集を満点が取れるまでとにかくやりましょう。
3回目くらいになってくると問題を覚えるようになりますが、出題の傾向とパターンが体験的にわかってくるのはそこからです。
「さすがにもう、答えまで覚えちゃった」というくらい解いたら、他の教材にチャレンジしてみてもいいと思います。
得意なパートで確実に点を取る
TOEICテストは、リスニングとリーディングを合わせて全7パートで構成されています。
【リスニング】
Part1:写真描写問題
Part2:応答問題
Part3:会話問題
Part4:説明文問題
【リーディング】
Part5:短文穴埋め問題
Part6:長文穴埋め問題
Part7:長文読解問題
大切なのは、自分が得意なパートを見極め、そのパートで確実に点を取ること。
大枠でいえば、まずリスニングとリーディングのどちらで点を稼ぎたいのかを考えます。
おそらく、多くの人はリスニングの方が得点を取りやすいのではないでしょうか。

私もどちらかというと、リスニングが得意です。
その中でも、Part1、Part2は比較的聞き取りやすく易しめの問題なので、ここは確実に取りたいところ。
リーディングでいえば、Part5の短文穴埋め問題は落としたくありませんでした。
3か月という短期間で得点を伸ばすのであれば、このように自分の「稼ぎどころ」を知り、そこに比重をおいて勉強するのも一つのポイントです。
迷った問題は捨てる
逆に、苦手なパートや難しい問題については諦めの気持ちも大事です。
特にリスニングでは、頭で悩んで考えているうちに次の問題を聞きそびれてしまった…ということが十分起こりえます。
一つの問題に執着するあまり、他の問題も落としてしまうのは本当にもったいないですよね。
リーディングに関しても、先程述べたように時間との勝負なので、「迷ったら捨てる」くらいの気持ちでいいと思います。
「じゃあ、どのくらい悩んだら捨てるべきか?」という問いに対しては、時間を計測しながら問題集を解いていく中で、自ずと感覚的にわかってくるでしょう。
苦手な問題を悩んだ末に当てに行くよりも、得意な問題で確実に点をとる方がよっぽど簡単です。
迷った問題は、潔く諦めましょう。
まとめ:勉強法はシンプルなほどいい
- 教材は公式問題集のみでOK
- 3~5冊を最低3回は繰り返す
- 間違った問題を復習し、オリジナル参考書をつくる
- 得意なパートで確実に点をとる
- 迷った問題は捨てる
私は、上記の方法で845点という点数を取ることができましたが、この勉強法の一番のメリットはなんといっても「シンプルさ」にあります。
すでに述べた通り、やることは公式問題集だけです。
「あれもやらなきゃ」「この教材も使った方がいいかな」と思考が逸れることがありません。
シンプルな勉強法というのは、その分だけエネルギーを集中させることができ、非常に効率が良いのです。
これを読んでいるあなたも、上記の勉強法で是非頑張ってみてください。
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